モテ期なんて聞いていない!ー若手実業家社長の幼馴染と元カレ刑事に求婚されています


「だからといって両親共に警察官でいることは、子どもを育てる上ではオレは相応しくないと思う。同僚にも警官同士で結婚して子ども育てているのを見ていて「できる」とはわかっている。だけど()()()()()()()()
「なんで……よ。やってみないとわからないじゃん。それに、今は共働きが普通だし」
 颯は困ったように笑う。
「さっき、店で言ったろう?いざ災害が起きたとき、我が子は一番守りたい存在なのに、両親がどっちもいないんだ。オレのエゴだというのはわかっている。だけどオレはイヤなんだ」
「そんなの……いつ起きるかわからないじゃん」
「あかり」
 颯の声色がピリッとしたものに変わる。
 思わず背筋を伸ばしたあかりに、颯は先輩警官として注意する。

「いつ起きてもいいように備える。それがオレたちの職務だろ?」
「はい」
 そんなことわかっている。わかっているけれど。
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