失恋相手と今日からニセモノ夫婦はじめます~愛なき結婚をした警視正に実は溺愛されていました~
シャワーを浴び、寝支度を整える。アルコールが入ったから眠たくなるかもしれないと思ったけれど、光希とたくさんしゃべったからか、逆に興奮して目が冴えていた。
光輝さん、そろそろ帰ってくるかな?
できれば顔を見たいと思うのはワガママなのか。正也に会っていろいろ心乱されたけれど、光輝さんの顔を見たら不安が吹き飛ぶ気がする。
『彼女、社長令嬢でさ、結婚したら会社を継いでほしいって言ってきて……。そうなると俺は次期社長だ。冷静に将来を考えたら、実家がレストランをしている未可子より、彼女の方を選ぶだろ? 誰だって心が揺らぐさ』
あんな最低男だったなんて。仮にもあっちから告白して付き合っていたはずだ。思い出しただけでも怒りで血圧が上がりそうになる。別れて正解だった。
愛し合っていなくても、光輝さんの方がずっと私を尊重して大切にしてくれている。
正直、ひったくり犯がこちらに向かってきたとき、もうだめだと思った。男の手がこちらに伸びてきたときの映像ははっきりと頭の中に残っている。
『けがは? なにもされてないか?』
でも光輝さんが助けてくれた。冷静に対処しつつ私を気遣う光輝さんにすごく安心した。
もしも光輝さんが来てくれなかったら、仮にけがをしなくても心の傷には間違いなくなっていた。
光輝さんってすごい。ヒーローだ。
思い返したら、私が高校生の頃にバスケ部の部長を目指すって主張も、彼なりの言葉で背中を押してくれた。
その彼が今は、私の夫なんだ。
光輝さん、そろそろ帰ってくるかな?
できれば顔を見たいと思うのはワガママなのか。正也に会っていろいろ心乱されたけれど、光輝さんの顔を見たら不安が吹き飛ぶ気がする。
『彼女、社長令嬢でさ、結婚したら会社を継いでほしいって言ってきて……。そうなると俺は次期社長だ。冷静に将来を考えたら、実家がレストランをしている未可子より、彼女の方を選ぶだろ? 誰だって心が揺らぐさ』
あんな最低男だったなんて。仮にもあっちから告白して付き合っていたはずだ。思い出しただけでも怒りで血圧が上がりそうになる。別れて正解だった。
愛し合っていなくても、光輝さんの方がずっと私を尊重して大切にしてくれている。
正直、ひったくり犯がこちらに向かってきたとき、もうだめだと思った。男の手がこちらに伸びてきたときの映像ははっきりと頭の中に残っている。
『けがは? なにもされてないか?』
でも光輝さんが助けてくれた。冷静に対処しつつ私を気遣う光輝さんにすごく安心した。
もしも光輝さんが来てくれなかったら、仮にけがをしなくても心の傷には間違いなくなっていた。
光輝さんってすごい。ヒーローだ。
思い返したら、私が高校生の頃にバスケ部の部長を目指すって主張も、彼なりの言葉で背中を押してくれた。
その彼が今は、私の夫なんだ。