失恋相手と今日からニセモノ夫婦はじめます~愛なき結婚をした警視正に実は溺愛されていました~
光輝さんと過ごすのは久しぶりで、今日の出来事もあってどんな会話をすればいいのか迷ったが、実家や可南子の近況などを話す。
「おなかの赤ちゃん、男の子みたいなんです」
「それは楽しみだな」
意外と盛り上がり、可南子と会う日の段取りまでつけられた。光輝さんのけがが治ってから、と思ったが問題ないと彼が言うので、これで懸念事項をひとつクリアできる。
ホッとする反面、今日の可南子とのやり取りがよみがえる。
『……私、光輝さんとちゃんと話してみる』
どうしよう。それこそ光輝さん、万全な状態じゃないのに……。
途中、ウィークリーマンションに寄って簡単に荷物をまとめ、時間も時間なので、夕飯はマンションに入っているレストランで軽く済ませた。
光輝さんの左腕の傷は関節にかかっていないとはいえ、しばらくは傷が開かないように左手自体あまり使わない方がいいとお医者さんも言っていたので、しっかり彼のサポートを務めようと決意する。
そうこうしているうちにマンションに帰ってきた。当然だがなにかが変わっているわけではない。けれど、もうずっと足を運んでいないような懐かしい気持ちになる。
光輝さんがジャケットを脱ごうとするので、私は慌てて駆け寄った。
「上着を脱ぐの、お手伝いしますよ!」
「頼む」
素直に頼られたので、うれしくなった。光輝さんの役に立てていると実感できて幸せだ。
「おなかの赤ちゃん、男の子みたいなんです」
「それは楽しみだな」
意外と盛り上がり、可南子と会う日の段取りまでつけられた。光輝さんのけがが治ってから、と思ったが問題ないと彼が言うので、これで懸念事項をひとつクリアできる。
ホッとする反面、今日の可南子とのやり取りがよみがえる。
『……私、光輝さんとちゃんと話してみる』
どうしよう。それこそ光輝さん、万全な状態じゃないのに……。
途中、ウィークリーマンションに寄って簡単に荷物をまとめ、時間も時間なので、夕飯はマンションに入っているレストランで軽く済ませた。
光輝さんの左腕の傷は関節にかかっていないとはいえ、しばらくは傷が開かないように左手自体あまり使わない方がいいとお医者さんも言っていたので、しっかり彼のサポートを務めようと決意する。
そうこうしているうちにマンションに帰ってきた。当然だがなにかが変わっているわけではない。けれど、もうずっと足を運んでいないような懐かしい気持ちになる。
光輝さんがジャケットを脱ごうとするので、私は慌てて駆け寄った。
「上着を脱ぐの、お手伝いしますよ!」
「頼む」
素直に頼られたので、うれしくなった。光輝さんの役に立てていると実感できて幸せだ。