恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
誰よりも最初に理解すべきだったのに、なんで俺は気づかなかった?
自分の情けなさと未熟さに嫌気がさす。
目の前が真っ暗になって、足元に大きな穴が空いたようだ。
こんな状態でよくも婚約者だなんて言えたものだ。
ひとりで泣かせて、どれほどの悲しみを抱えさせていたのか。
誰よりも大切にすると誓ったのに、ずっと傷つけていた。
「俺は、間違っていたんだ……」
体から力が抜け、血の気が引く。
親友は困ったように眉尻を下げる。
「匡が長谷部を大事にしていたのを俺は知っているが、本人には伝わっていなかった。そもそも匡の初めての頼み言も、長谷部の件だっただろ」
眞玖と離れるのは、俺にとって苦渋の決断だった。
眞玖を守り抜く力を得るために、渡米したはずだったのに。
これじゃ本末転倒もいいところだ。
「匡の性格を考えたら、渡米前に告白してさっさと自分のものにするかと思ったがな」
「もちろん何度も考えた。でもまだ社会人として、男として、なにもかも未熟な俺では眞玖を守り切れない。俺の伴侶の座を虎視眈々と狙っている、数多の輩に傷つけられて狙い撃ちされるだけだ」
渡米したら仕事に忙殺される日々が待っている。
そんな中で十分なフォローもできず、傍にもいられず寂しくさせるなら、今は下手に手を出さず、一旦離れたほうがいいと考えた。
必ず眞玖に相応しい男になって戻ると胸に刻んだ。
そのためならいくらでも踏ん張れると思った。
自分の情けなさと未熟さに嫌気がさす。
目の前が真っ暗になって、足元に大きな穴が空いたようだ。
こんな状態でよくも婚約者だなんて言えたものだ。
ひとりで泣かせて、どれほどの悲しみを抱えさせていたのか。
誰よりも大切にすると誓ったのに、ずっと傷つけていた。
「俺は、間違っていたんだ……」
体から力が抜け、血の気が引く。
親友は困ったように眉尻を下げる。
「匡が長谷部を大事にしていたのを俺は知っているが、本人には伝わっていなかった。そもそも匡の初めての頼み言も、長谷部の件だっただろ」
眞玖と離れるのは、俺にとって苦渋の決断だった。
眞玖を守り抜く力を得るために、渡米したはずだったのに。
これじゃ本末転倒もいいところだ。
「匡の性格を考えたら、渡米前に告白してさっさと自分のものにするかと思ったがな」
「もちろん何度も考えた。でもまだ社会人として、男として、なにもかも未熟な俺では眞玖を守り切れない。俺の伴侶の座を虎視眈々と狙っている、数多の輩に傷つけられて狙い撃ちされるだけだ」
渡米したら仕事に忙殺される日々が待っている。
そんな中で十分なフォローもできず、傍にもいられず寂しくさせるなら、今は下手に手を出さず、一旦離れたほうがいいと考えた。
必ず眞玖に相応しい男になって戻ると胸に刻んだ。
そのためならいくらでも踏ん張れると思った。