恋慕~再会した強引御曹司に甘く囚われて~
「自分の非をすぐに認められるのは匡の美点だな」
そう言って、親友は口調と表情を少し和らげる。
「人の気持ちは思い通りにならないとよく知っているだろ。いくら俺が虫よけをしていても、長谷部が匡への恋心を捨てる可能性だってあったんだ。だからアメリカから長谷部に一度は連絡しろと繰り返し言っただろ」
「……眞玖の気持ちは全部理解しているつもりだった。離れていた時間の誤解も、すれ違いも取り戻せると思っていたんだ。お互い知らない出来事だってたくさんあったのに、俺はそれを見て見ぬふりをした」
『好きな人に別の婚約者がいたって突然聞いて、動じないと思う? 連絡を取らないって宣言されていた渡米中、ほかの女性と過ごしていたと知ってショックを受けていないって本気で思っているの?』
『匡が帰国してから、どんな些細な出来事でも知りたくて、いつも私だけを見ていてほしい、少しでも会いたいって毎日願っていた。そもそも私のなにを好きになってくれたのかもわからなくて、ずっと不安だった』
彼女の必死の訴えが鋭く胸を突き刺す。
大切な気持ちを伝えているつもりだった。
だが肝心な説明を、本音を、なにひとつ話していなかった。
そう言って、親友は口調と表情を少し和らげる。
「人の気持ちは思い通りにならないとよく知っているだろ。いくら俺が虫よけをしていても、長谷部が匡への恋心を捨てる可能性だってあったんだ。だからアメリカから長谷部に一度は連絡しろと繰り返し言っただろ」
「……眞玖の気持ちは全部理解しているつもりだった。離れていた時間の誤解も、すれ違いも取り戻せると思っていたんだ。お互い知らない出来事だってたくさんあったのに、俺はそれを見て見ぬふりをした」
『好きな人に別の婚約者がいたって突然聞いて、動じないと思う? 連絡を取らないって宣言されていた渡米中、ほかの女性と過ごしていたと知ってショックを受けていないって本気で思っているの?』
『匡が帰国してから、どんな些細な出来事でも知りたくて、いつも私だけを見ていてほしい、少しでも会いたいって毎日願っていた。そもそも私のなにを好きになってくれたのかもわからなくて、ずっと不安だった』
彼女の必死の訴えが鋭く胸を突き刺す。
大切な気持ちを伝えているつもりだった。
だが肝心な説明を、本音を、なにひとつ話していなかった。