私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
黒魔術に侵された人を解呪し、感謝されて。
彼らと別れた時には、就業時間を過ぎていた。
同僚達とは、現地解散。
魔力がすっからかんで眠いなぁと思いながら転移魔法を使って魔法ラボへ戻れば、レオドールが私を待ち受けていた。
「遅……どうした」
不機嫌そうに遅いと一喝しかけた言葉は、すぐさま私を労る声に変わる。
ーーレオドールは仮にも、騎士団長だ。
街中で起きた事件は当然把握しているだろうし、真っ先に現場へ駆けつけ村人達に危険が及ばぬように身体を張って守るのは、どちらかといえば魔術師ではなく彼らの役目だった。
「言わなくても、わかるでしょ……?」
私は行儀悪く床に寝転がると、目を瞑る。
とてもじゃないが、こいつの相手をする心の余裕はなかった。
「黒魔術か……」
「疲れたの。寝かせてよ」
「……俺には残念ながら、魔力の才がない」
「なんの話……?」
「だからこそ、できることもある」
彼はそう宣言すると、私に覆い被さりそのまま抱きしめる。
離れないように、強く。
彼らと別れた時には、就業時間を過ぎていた。
同僚達とは、現地解散。
魔力がすっからかんで眠いなぁと思いながら転移魔法を使って魔法ラボへ戻れば、レオドールが私を待ち受けていた。
「遅……どうした」
不機嫌そうに遅いと一喝しかけた言葉は、すぐさま私を労る声に変わる。
ーーレオドールは仮にも、騎士団長だ。
街中で起きた事件は当然把握しているだろうし、真っ先に現場へ駆けつけ村人達に危険が及ばぬように身体を張って守るのは、どちらかといえば魔術師ではなく彼らの役目だった。
「言わなくても、わかるでしょ……?」
私は行儀悪く床に寝転がると、目を瞑る。
とてもじゃないが、こいつの相手をする心の余裕はなかった。
「黒魔術か……」
「疲れたの。寝かせてよ」
「……俺には残念ながら、魔力の才がない」
「なんの話……?」
「だからこそ、できることもある」
彼はそう宣言すると、私に覆い被さりそのまま抱きしめる。
離れないように、強く。