私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「手は出さないと、約束する」
「と、当然でしょ!? 婚約者だかなんだか、知らないけど……。私達はまだ、未婚の男女なんだから……!」
「そうだな」
身の危険を感じるなと言うほうが、無理な話だ。
彼へ長年抱く思いに、変化があったと自覚したあとだからか。
余計に緊張してしまい、頬の紅潮が止まらなかった。
「エルネット」
「な、何……」
「恥ずかしがっている貴様も、食べてしまいたいほど可愛らしくて仕方ないが……大事な話がある。よく聞け」
「う、うん……」
これからレオドールは、何を言うつもりなんだろう?
プロポーズだったらどうしようかと、身構えれば。
彼の口から紡がれたのは、思いもよらぬ内容で――。
「今後も黒魔術に侵された人々が、現れるだろう。対象者が白か黒を判別できぬ状態では、完全に解呪をするな」
「ええ……メンドクサ……」
それを耳にした私はつい苦虫を噛み潰したような顔をしながら、本音を呟く。
するとレオドールは、かわいそうな人を見る目でこちらを見下した。
「と、当然でしょ!? 婚約者だかなんだか、知らないけど……。私達はまだ、未婚の男女なんだから……!」
「そうだな」
身の危険を感じるなと言うほうが、無理な話だ。
彼へ長年抱く思いに、変化があったと自覚したあとだからか。
余計に緊張してしまい、頬の紅潮が止まらなかった。
「エルネット」
「な、何……」
「恥ずかしがっている貴様も、食べてしまいたいほど可愛らしくて仕方ないが……大事な話がある。よく聞け」
「う、うん……」
これからレオドールは、何を言うつもりなんだろう?
プロポーズだったらどうしようかと、身構えれば。
彼の口から紡がれたのは、思いもよらぬ内容で――。
「今後も黒魔術に侵された人々が、現れるだろう。対象者が白か黒を判別できぬ状態では、完全に解呪をするな」
「ええ……メンドクサ……」
それを耳にした私はつい苦虫を噛み潰したような顔をしながら、本音を呟く。
するとレオドールは、かわいそうな人を見る目でこちらを見下した。