私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「責任を取れ」
「また、それなの……?」
「俺だけを見ろ」
「見てるじゃん」
「あいつのことは、考えるな」
嫉妬でどうにかなりそうな彼は、明らかに余裕がなさそうだ。
紫色の瞳には、さまざまな感情が浮かんでは消えていく。
それを情けないと思うか、他の男の話題を口に出されただけで冷静ではいられなくなるなんて、私ってすごく愛されていると多幸感を抱くかは……。
恐らく、意見が別れるだろう。
「頼む。愛する女の心が別の男にあると考えるだけでも、気が狂いそうだ……」
「あんたはいつも、私にお願いばっかりだね……」
ちなみに私は、前者よりの後者――かな。
みっともないところもひっくるめて、レオドールらしいと言うか。
いつも不機嫌そうで苛立ちを隠しきれない姿を見せる彼のギャップには、惹かれるものがある。
「それだけエルネットが、俺の言うことを聞かない証拠だ」
「私のせいなの?」
「君がこれほど魅力的な女性でなければ、俺はここまで入れ込んではいなかった」
さすがにここまで言われたら、調子に乗っちゃうよね。
私は改めて、彼に問いかけた。
「また、それなの……?」
「俺だけを見ろ」
「見てるじゃん」
「あいつのことは、考えるな」
嫉妬でどうにかなりそうな彼は、明らかに余裕がなさそうだ。
紫色の瞳には、さまざまな感情が浮かんでは消えていく。
それを情けないと思うか、他の男の話題を口に出されただけで冷静ではいられなくなるなんて、私ってすごく愛されていると多幸感を抱くかは……。
恐らく、意見が別れるだろう。
「頼む。愛する女の心が別の男にあると考えるだけでも、気が狂いそうだ……」
「あんたはいつも、私にお願いばっかりだね……」
ちなみに私は、前者よりの後者――かな。
みっともないところもひっくるめて、レオドールらしいと言うか。
いつも不機嫌そうで苛立ちを隠しきれない姿を見せる彼のギャップには、惹かれるものがある。
「それだけエルネットが、俺の言うことを聞かない証拠だ」
「私のせいなの?」
「君がこれほど魅力的な女性でなければ、俺はここまで入れ込んではいなかった」
さすがにここまで言われたら、調子に乗っちゃうよね。
私は改めて、彼に問いかけた。