私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「ああ。君を再びアルベールに奪われるくらいならーー君も殺して、俺も死ぬ」
話の噛み合わない理由が、ようやく理解できた。
私が警戒しているのは、妹のほうだったけど……。
あいつはアルベールに取られるんじゃないかと、不安で仕方がないのだ。
「何言ってんの? アルベールは、マリンヌと真実の愛に目覚めたんだよ? 今さら私に、言い寄ってくるはずがないじゃん」
「貴様は本当に、学習しないな……」
彼は呆れたように肩を竦めると、私を強引に引き寄せた。
こちらを見下すアルベールとの距離が、近い。
――こんな至近距離でイケメンの顔を見たら、普通にしていられるわけがないじゃん……!
頬に熱が灯るのを感じながら、音を立てて暴れ始めた心臓の鼓動を鎮めようと必死になる。
「小鳥の囀りのように騒がしい唇を、塞いでも構わないんだぞ」
その様子が、アルベールにとってはおかしくて堪らなかったのだろう。
彼はもっと私の右往左往する表情を引き出したいと考えたようだ。
熱を帯びた色っぽい視線とともに歯の浮くような台詞を口にすると、あと一ミリで唇が触れ合う状況まで密着する。
話の噛み合わない理由が、ようやく理解できた。
私が警戒しているのは、妹のほうだったけど……。
あいつはアルベールに取られるんじゃないかと、不安で仕方がないのだ。
「何言ってんの? アルベールは、マリンヌと真実の愛に目覚めたんだよ? 今さら私に、言い寄ってくるはずがないじゃん」
「貴様は本当に、学習しないな……」
彼は呆れたように肩を竦めると、私を強引に引き寄せた。
こちらを見下すアルベールとの距離が、近い。
――こんな至近距離でイケメンの顔を見たら、普通にしていられるわけがないじゃん……!
頬に熱が灯るのを感じながら、音を立てて暴れ始めた心臓の鼓動を鎮めようと必死になる。
「小鳥の囀りのように騒がしい唇を、塞いでも構わないんだぞ」
その様子が、アルベールにとってはおかしくて堪らなかったのだろう。
彼はもっと私の右往左往する表情を引き出したいと考えたようだ。
熱を帯びた色っぽい視線とともに歯の浮くような台詞を口にすると、あと一ミリで唇が触れ合う状況まで密着する。