私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「仕方ないだろう。エルネットを見ていると、感情のコントロールが利かないんだ。それほど愛していると、なぜ理解できないんだ」
「いや。もう、受け入れてはいるよ。あとはどう、あんたと私が折り合いをつけるかだけ」
「嫌だ」

 あいつは私が、レオドールの気持ちを拒絶するんじゃないかと恐れている。
 だからこそ、そうさせないように先手を打って駄々をこねるのだ。
 それが駄目とは言わない、けどさ……。
 私的には、大人の対応をしてくれたほうが、好感度はアップするのになぁって、思うわけで……。

「何があっても、離さない」
「いや、だから……」
「エルネットは、俺のものだ」
「わかったから。レオドールは、私が本当にだいしゅきでちゅねー」
「馬鹿にするな」

 さすがに赤ちゃん言葉は、容認できないらしい。

『もちろんでしゅ』

 なんて返されても、反応に困るけどさ……。
 レオドールは不満を露わにすると、低い声で私を諭す。
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