私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
その話はまだ誰にも、打ち明けていなかったのに! 聞き耳を立てていた連中が、こっちを凝視してんじゃん!
ほんと、信じらんない。デリカシーがなさすぎ!
「あんたには、関係ないでしょ?」
「ある」
「なんでよ!」
そこは即答する場所じゃないだろうと、訝しげな視線を向ければ。
レオドールは小馬鹿にしたように、鼻を鳴らして吐き捨てる。
「皇太子に捨てられた令嬢など、嫁の貰い手はいないだろう」
「私は愛し合う男女の恋を応援するため、身を引いたの! かわいそうな女の子扱いしないで!」
「物は言いようだな」
彼は呆れたように肩を竦めると、私の瞳を真っ直ぐに見下した。
駄々をこねる子どもに、みっともないと蔑む父親のような視線を向けられて、黙ってなどいられるはずもなくーー。
「な、何? 言いたいことがあるなら、はっきり言えば?」
「いいだろう」
しどろもどろになりながらも、その視線に受けて立てば。
レオドールは胸を張ると、自信満々にある提案を持ちかけた。
「俺が、もらってやる」
ーー今、なんて言ったの?
こいつが私に告げたのは、到底受け入れがたい内容だった。
ほんと、信じらんない。デリカシーがなさすぎ!
「あんたには、関係ないでしょ?」
「ある」
「なんでよ!」
そこは即答する場所じゃないだろうと、訝しげな視線を向ければ。
レオドールは小馬鹿にしたように、鼻を鳴らして吐き捨てる。
「皇太子に捨てられた令嬢など、嫁の貰い手はいないだろう」
「私は愛し合う男女の恋を応援するため、身を引いたの! かわいそうな女の子扱いしないで!」
「物は言いようだな」
彼は呆れたように肩を竦めると、私の瞳を真っ直ぐに見下した。
駄々をこねる子どもに、みっともないと蔑む父親のような視線を向けられて、黙ってなどいられるはずもなくーー。
「な、何? 言いたいことがあるなら、はっきり言えば?」
「いいだろう」
しどろもどろになりながらも、その視線に受けて立てば。
レオドールは胸を張ると、自信満々にある提案を持ちかけた。
「俺が、もらってやる」
ーー今、なんて言ったの?
こいつが私に告げたのは、到底受け入れがたい内容だった。