私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
口元に背筋が凍るようなぞっとする笑みを浮かべた彼を目にした瞬間、頭の中で警報音が鳴り響く。
やばい。地雷を踏んだ。
逃げなきゃ。でも、どこに?
一瞬の迷いが、命取りとなり――。
「ちょ、ちょっと! 何これ!」
私はいつの間にか、両手首に手錠をくくりつけられていた。
「じゃじゃ馬を飼いならすには、鎖で縛りつけるのが一番だ」
「何言ってんの……?」
「一生、離さない」
「ちょっと? レオドールさーん?」
仄暗い光を宿らせたこいつは、私の言葉など一切耳に入っていないようだ。
耳元で愛を囁く彼は、完全にぶっ壊れていた。
こんなのが皇太子って……。
ほんとに大丈夫なのかな……。
この国の未来を案じたところで、なんの意味もない。
それが不安なら。
私が皇太子妃として彼を支え、よりいい方向に導いたほうが手っ取り早いだろう。
マリンヌが罰を受けたおかげで。
私はもう、悪女に仕立て上げられ――断罪の恐怖に怯える必要は、ないのだから……。
やばい。地雷を踏んだ。
逃げなきゃ。でも、どこに?
一瞬の迷いが、命取りとなり――。
「ちょ、ちょっと! 何これ!」
私はいつの間にか、両手首に手錠をくくりつけられていた。
「じゃじゃ馬を飼いならすには、鎖で縛りつけるのが一番だ」
「何言ってんの……?」
「一生、離さない」
「ちょっと? レオドールさーん?」
仄暗い光を宿らせたこいつは、私の言葉など一切耳に入っていないようだ。
耳元で愛を囁く彼は、完全にぶっ壊れていた。
こんなのが皇太子って……。
ほんとに大丈夫なのかな……。
この国の未来を案じたところで、なんの意味もない。
それが不安なら。
私が皇太子妃として彼を支え、よりいい方向に導いたほうが手っ取り早いだろう。
マリンヌが罰を受けたおかげで。
私はもう、悪女に仕立て上げられ――断罪の恐怖に怯える必要は、ないのだから……。