私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
ーーこいつを説得するなんて、私には無理だ。
そう、諦めそうになる気持ちをどうにか押し留めーー私は冗談めかして、彼に問いかけた。
「変な薬でも飲んだ?」
「俺は至って、正常だが」
「正気とは、到底思えないんだけど。態度といい、発言といい……。なんか、ちょっとおかしいよ」
いつもと様子の異なるレオドールに遠慮してしまい、だいぶオブラートに包んで指摘したけど。
今の彼は、だいぶおかしかった。
『ふん。冗談に決まっているだろう。まさか、俺の嫁になりたかったのか?』
普段だったらこんなふうに、私をおちょくってきたはずなのに……。
レオドールの提案を素直に受け入れないほうがおかしいと言わんばかりの反応を見せるのは、彼らしくなかった。
「貴様がそう思うのも、無理はない。俺はずっと、この時を待ちわびていたのだからな……」
彼はこのままでは埒が明かないと考えたのだろう。
思わせぶりな発言を口にした直後、距離を縮めるためにゆっくりとこちらに向かって足を動かし始めた。
その姿には、覇気迫るものがある。
そう、諦めそうになる気持ちをどうにか押し留めーー私は冗談めかして、彼に問いかけた。
「変な薬でも飲んだ?」
「俺は至って、正常だが」
「正気とは、到底思えないんだけど。態度といい、発言といい……。なんか、ちょっとおかしいよ」
いつもと様子の異なるレオドールに遠慮してしまい、だいぶオブラートに包んで指摘したけど。
今の彼は、だいぶおかしかった。
『ふん。冗談に決まっているだろう。まさか、俺の嫁になりたかったのか?』
普段だったらこんなふうに、私をおちょくってきたはずなのに……。
レオドールの提案を素直に受け入れないほうがおかしいと言わんばかりの反応を見せるのは、彼らしくなかった。
「貴様がそう思うのも、無理はない。俺はずっと、この時を待ちわびていたのだからな……」
彼はこのままでは埒が明かないと考えたのだろう。
思わせぶりな発言を口にした直後、距離を縮めるためにゆっくりとこちらに向かって足を動かし始めた。
その姿には、覇気迫るものがある。