私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「あ、行っちゃった……」
「エルネット……。大丈夫かい? ドレスが……」
「うん。こんなの、へっちゃらだよ!」
「ごめん……。弟が……」
「気にしないで! 私が強引に、距離を縮めようとしたのが悪いから!」
弟の去り行く姿を何か言いたげに見つめていた兄は、すぐさま私のドレスに付着した土を手で叩き落とす。
彼の申し訳なさそうな表情を目にした私は、すぐさま問題ないと笑い飛ばした。
「もし、君が良ければ……なんだけど……」
言いづらそうにアルベールが呟いた言葉の続きは、言われなくてもわかってる。
諦めずに、手を差し伸べ続けてほしいって言いたいんだよね?
「うん。もうちょっと、頑張ってみる!」
「ありがとう」
「どういたしまして!」
――こうして私達は、レオドールと仲良くなろう大作戦を決行し始めたんだけど……。
「やっほー!」
三か月後は無視。
「ほんと、強情」
「黙れ」
六か月後は三文字言葉を引き出しーー。
「早くデレてくれないと、ほんとに会いに来るのを止めちゃうぞー」
「失せろ。この自意識過剰女が……」
九か月後には、罵倒のレパートリーが増えた。
「エルネット……。大丈夫かい? ドレスが……」
「うん。こんなの、へっちゃらだよ!」
「ごめん……。弟が……」
「気にしないで! 私が強引に、距離を縮めようとしたのが悪いから!」
弟の去り行く姿を何か言いたげに見つめていた兄は、すぐさま私のドレスに付着した土を手で叩き落とす。
彼の申し訳なさそうな表情を目にした私は、すぐさま問題ないと笑い飛ばした。
「もし、君が良ければ……なんだけど……」
言いづらそうにアルベールが呟いた言葉の続きは、言われなくてもわかってる。
諦めずに、手を差し伸べ続けてほしいって言いたいんだよね?
「うん。もうちょっと、頑張ってみる!」
「ありがとう」
「どういたしまして!」
――こうして私達は、レオドールと仲良くなろう大作戦を決行し始めたんだけど……。
「やっほー!」
三か月後は無視。
「ほんと、強情」
「黙れ」
六か月後は三文字言葉を引き出しーー。
「早くデレてくれないと、ほんとに会いに来るのを止めちゃうぞー」
「失せろ。この自意識過剰女が……」
九か月後には、罵倒のレパートリーが増えた。