あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる

抜け出せない沼へ

「嫌かな?」

ルナアークが挑発的に顔を近づける。
リゼルアはキスがしたいが、友人やら隠密さん、ここではいろいろな人目がある。

「た、たくさん、お菓子を食べましょう」

リゼルアは羞恥で涙目になりながらルナアークに希う。

普段は清く正しく淑女になれと教育を受けているリゼルア。ルナアークにリゼルアが合言葉を言ってお願いするのは「イケナイ事をしてください」という誘いの意味になる。非常に恥ずかしいし、勇気がいった。

「うん!」

表情に出さないが、声だけは嬉しそうに返事をするルナアーク。

「では、行こうか」

リゼルアはコクリと頷く。
ルナアークはリゼルアの手を取り、さっさと小部屋に連れて行くことにした。
リゼルアは恥ずかしさで震えながらも、ルナアークに受け入れられ、安堵する。胸がいっぱいで言葉が出ない。

こういう事も徐々に慣らされていくリゼルア。知らない間に、抜け出せない沼へ嵌められている。

ルナアークは「良くできました」と言うようにリゼルアの頭を優しく撫でた。

♪♪♪

こうしてリゼルアは二年間、ちょっと特殊な学園生活を送る。
それは卒業後も続くけれど、ルナアークがリゼルアを純粋に溺愛しているという方向性へと印象操作で捻じ曲げられていく。
本当は歪んだ溺愛であると断言しよう。
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