あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる

妃教育とは

リゼルアには学園の勉強の他に妃教育が加わった。

「淑女にならなくてはいけません」

特別授業の席で、よく泣いてしまうリゼルアに女性の先生が注意する。

「人前で泣くなんてあり得ません」

先生の言っていることは貴族社会では当たり前の事で何も間違ってはいない。
だが、咳払いをした学園長が先生を手招きして耳打ちする。
教本を落とし青くなる先生。

「愛の形は様々です」
「???」

リゼルアには何のことかわからないが、妃教育のカリキュラムはこの日から、さらに厳しくなった。

♪♪♪

学園のサロンにて。

「うっ、うっ、ルナアーク殿下」
「え? 妃教育が厳しすぎる?」

ついにルナアークに泣きついたリゼルア。

「では、私が少し教えてあげるよ」

ウィリーはイヤな予感しかない。
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