孤高の弁護士は、無垢な彼女を手放さない
髪をタオルで軽く拭きながらリビングに戻ると、隼人はソファに深く体を預け、静かに目を閉じていた。
うっすらと開いた口元、整った睫毛のライン、ほんの少しだけ眉間に寄ったしわ。
気が抜けているはずなのに、どこか艶っぽくて、触れたくなる。
思わず手が伸びかけて――はっとして、慌てて引っ込めた。
隣にそっと腰を下ろして、しばらく彼の寝顔を眺める。
不思議と飽きることがなかった。視線は自然と彼の唇へ向かい、意識して逸らす。
(吸い寄せられそう……)
そう思った瞬間だった。
「……キス待ちだったのに。」
ぼそりと落ちた声に、心臓が跳ねた。驚いて身を引く。
「お、起きてたの……?」と聞き返すと、
「紬が家にいるのに、寝れるわけないでしょ。」
そう言って、目を開けた彼は、どこか含みを持った目をしていた。
その視線の意味は、やっぱりまだわからない。
でも、確かに自分に向けられていると感じた。
うっすらと開いた口元、整った睫毛のライン、ほんの少しだけ眉間に寄ったしわ。
気が抜けているはずなのに、どこか艶っぽくて、触れたくなる。
思わず手が伸びかけて――はっとして、慌てて引っ込めた。
隣にそっと腰を下ろして、しばらく彼の寝顔を眺める。
不思議と飽きることがなかった。視線は自然と彼の唇へ向かい、意識して逸らす。
(吸い寄せられそう……)
そう思った瞬間だった。
「……キス待ちだったのに。」
ぼそりと落ちた声に、心臓が跳ねた。驚いて身を引く。
「お、起きてたの……?」と聞き返すと、
「紬が家にいるのに、寝れるわけないでしょ。」
そう言って、目を開けた彼は、どこか含みを持った目をしていた。
その視線の意味は、やっぱりまだわからない。
でも、確かに自分に向けられていると感じた。