旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
私の家ってやっぱりもう実家でもどこでもなくてここなんだ、と思うと余計に止まらなくなる。
「ぅ……ん、」
きつく抱き締められ、息をつく暇もないまま唇を奪われる。
口づけはすぐに深いそれに変わる。唇の隙間から熱源を差し込まれ、優しくも熱いキスに呑まれた私は、見る間にガクガクと脚を震わせてしまう。私の身体を支えたきり、和永さんはまだ足りないとでも言いたげに執拗に私の唇を啄み続け、そして。
「……通話が切れたとき」
ほとんど触れ合っているに等しい距離で呟いた和永さんの声は、分かりやすく後悔が滲んでいて、私は彼の顔から少しも目を離せなくなる。
「気が気じゃなかった。電話なんかじゃなくて、最初からなりふり構わず迎えに行ってたら、あんな目に遭わせなくて済んだのに」
なんと返したらいいか迷っているうち、再び唇を奪われてしまう。
頭を支えていた手にそっと耳を塞がれる。深くを探り合うキスの音が、耳の内側に響いてくる。ただでさえ疲れてまともに働かなくなった脳が、その生々しい音にどんどん満たされて、私の目には自然と涙の膜が張る。
熱い唇が、やがて名残惜しそうに離れていく。
は、と吐息を漏らしながら見つめ合ったそのとき、和永さんが堪えきれないとばかりに口を開いた。
「ぅ……ん、」
きつく抱き締められ、息をつく暇もないまま唇を奪われる。
口づけはすぐに深いそれに変わる。唇の隙間から熱源を差し込まれ、優しくも熱いキスに呑まれた私は、見る間にガクガクと脚を震わせてしまう。私の身体を支えたきり、和永さんはまだ足りないとでも言いたげに執拗に私の唇を啄み続け、そして。
「……通話が切れたとき」
ほとんど触れ合っているに等しい距離で呟いた和永さんの声は、分かりやすく後悔が滲んでいて、私は彼の顔から少しも目を離せなくなる。
「気が気じゃなかった。電話なんかじゃなくて、最初からなりふり構わず迎えに行ってたら、あんな目に遭わせなくて済んだのに」
なんと返したらいいか迷っているうち、再び唇を奪われてしまう。
頭を支えていた手にそっと耳を塞がれる。深くを探り合うキスの音が、耳の内側に響いてくる。ただでさえ疲れてまともに働かなくなった脳が、その生々しい音にどんどん満たされて、私の目には自然と涙の膜が張る。
熱い唇が、やがて名残惜しそうに離れていく。
は、と吐息を漏らしながら見つめ合ったそのとき、和永さんが堪えきれないとばかりに口を開いた。