旦那様、離婚の覚悟を決めました~堅物警視正は不器用な溺愛で全力阻止して離さない~
「ええと。ぎゅってしてくれるときの、腕、とか」
言いながら恥ずかしくなってきて、それでも腕から指を放せない。しなやかで引き締まった、私のやわい腕とは比較にならないほどのたくましい腕だ。
告げるや否や、あなたの腕が優しく私を抱き締めてくる。
「うん。あとは?」
「……髪も好き。首も。あと、ここ」
大きな手に背を包まれたぬくもりのせいか、多幸感に満たされる。自分で思う以上に口が緩んでしまう。
挙げた順に指を触れさせていき、最後には顔を埋めていた胸元に触れた。
シャツ越しにあなたの胸に触れると、想像よりも激しく高鳴る鼓動が手のひらに伝わってきて、私は思わず表情を引き締める。
「さすがにドキドキしすぎじゃないですか?」
「するに決まってる。好きで堪らない人が腕の中にいるのに、しないわけない」
それまでの恥ずかしさも忘れて目を見て尋ねた私から、あなたも視線を逸らそうとしなかった。齟齬を潰したいという言葉通りの直球の愛情表現が、淀みなくあなたの口から零れ、また頬に熱が集中する。
あなたからの愛の言葉にまだ慣れていない私には、まっすぐな愛の言葉はまだ刺激が強くて、咄嗟にはなにも返せない。「あ」とも「う」ともつかない細い声を漏らしながら、派手に目を泳がせてしまう。
言いながら恥ずかしくなってきて、それでも腕から指を放せない。しなやかで引き締まった、私のやわい腕とは比較にならないほどのたくましい腕だ。
告げるや否や、あなたの腕が優しく私を抱き締めてくる。
「うん。あとは?」
「……髪も好き。首も。あと、ここ」
大きな手に背を包まれたぬくもりのせいか、多幸感に満たされる。自分で思う以上に口が緩んでしまう。
挙げた順に指を触れさせていき、最後には顔を埋めていた胸元に触れた。
シャツ越しにあなたの胸に触れると、想像よりも激しく高鳴る鼓動が手のひらに伝わってきて、私は思わず表情を引き締める。
「さすがにドキドキしすぎじゃないですか?」
「するに決まってる。好きで堪らない人が腕の中にいるのに、しないわけない」
それまでの恥ずかしさも忘れて目を見て尋ねた私から、あなたも視線を逸らそうとしなかった。齟齬を潰したいという言葉通りの直球の愛情表現が、淀みなくあなたの口から零れ、また頬に熱が集中する。
あなたからの愛の言葉にまだ慣れていない私には、まっすぐな愛の言葉はまだ刺激が強くて、咄嗟にはなにも返せない。「あ」とも「う」ともつかない細い声を漏らしながら、派手に目を泳がせてしまう。