愛とプライドとバベルの塔
それからわたしは、三谷さんには「定時で帰っていいですからね。」と言われたが、一時間だけ残業をして、ノート以外の新学期用品の棚を完成させ、帰宅した。
「疲れたぁ、、、」
わたしは職場からバス一本で20分程で帰れるマンションの二階に住んでおり、家に入ると、まず玄関に入って倒れ込んだ。
「これ、三月になると毎年こんな感じなの?」
そう呟きながら廊下を這い、リビングへ辿り着く。
やっと立ち上がって、手探りで電気のスイッチを押すと、フラフラと歩いてベランダの窓のカーテンを閉めると、そのまま窓際に置いてあるソファーに倒れ込んだ。
まだ二日目だけど、わたし、、、あの職場でやっていけるのかなぁ。
HFが四人にて、HDは五人だけど、ステーショナリーはわたし一人、、、
きっと誰か新人さんを補充しても、すぐ辞めちゃうんだろうなぁ。
すぐにでも辞めたい気持ち、分かる、、、
でも、わたしが辞めちゃうと、サイクルの人たちが大変になるんだよね。
特に三谷と阿久津さんが、、、
サイクルの仕事をしながらステーショナリーの仕事もして、忙しくなったらまた一階に呼ばれる、、、
ストレス、半端じゃないだろうなぁ。
やっぱり、わたしが頑張るしかないか!
一日でも早く仕事を覚えて、サイクルの人たちがサイクルの仕事に専念出来るように頑張ろう!
わたしはそう決意し、次の日にゆっくり休んでから、気合いを入れてステーショナリー担当としてサイクルの人たちの負担を減らせる努力をすることにしたのだった。