斑くんの激重愛に抗うためには
「ねえスオウちゃん、おれの女になっちゃおうよ。おれ、彼女にはちょ~優しいよ?」
壁際にある一際高級そうなソファーへ座らされた。リーダーがドカッと中央に、私がちょこんとその隣へ。
うーんこれ、キャバクラ……かもしれない。
「でも、まだあなたのお名前も聞けてないですし~……」
一旦愛想笑いでかわしてみる。
私を囮にして斑くんに復讐したいとか、そんなところだろう。
「ん、そっか。おれ、イッシキ。一つの色で、一色。はい、教えたからスオウちゃんはおれの彼女ね」
「あ~……はは。なるほど」
彼女になるだけの犠牲ならお安いご用だ。しかし、そんな甘いわけもなく。
リーダー、もとい一色は笑顔で手を差し出し、こんなことを告げた。
「スマホ貸してよ。マダラに連絡して、おれと付き合うから別れますって伝えてあげる」