夜の研究所探検
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「アルト、おはよう……っと、北斗さん! おはようございます」
翌朝出勤してみると、北斗さんが先にニュータイプ研究室に来ていた。
「先生、おはよ!」
「おはようございます。はあ……」
(あらら? 北斗さんが不機嫌だなんて珍しい。ひょっとして二日酔いとか⁇)
「星宮さん、アルト、ちょっといいかな? 昨夜のことなんだけど」
(ギクッ‼︎)
アルトも、途端に顔を強張らせた。
「開発部の研究員が、会議室に忘れ物をしたことに気づいて、20時半頃取りにいったそうなんだ。それで、なんとそのときにお化けを見たと主張するんだよ。不審者かもしれないと思って、防犯カメラの映像を確認したら、光が写っていてね」
顔から汗が噴き出そうだ。
「あれはアルト、だね?」
(バレてるー!)
「それは! ぼくが悪いんだ‼︎ ぼくが先生に頼んだんだよ」
「いいや、悪いのは星宮さんだ。俺に相談もなく、あんな遅い時間にアルトを研究室の外に連れ出して。しかも君は……」
メガネの下から、キッと睨まれた。