夜の研究所探検

◻︎◻︎◻︎

「アルト、おはよう……っと、北斗さん! おはようございます」

 翌朝出勤してみると、北斗さんが先にニュータイプ研究室に来ていた。

「先生、おはよ!」
「おはようございます。はあ……」

(あらら? 北斗さんが不機嫌だなんて珍しい。ひょっとして二日酔いとか⁇)

「星宮さん、アルト、ちょっといいかな? 昨夜のことなんだけど」

(ギクッ‼︎)

 アルトも、途端に顔を強張らせた。

「開発部の研究員が、会議室に忘れ物をしたことに気づいて、20時半頃取りにいったそうなんだ。それで、なんとそのときにお化けを見たと主張するんだよ。不審者かもしれないと思って、防犯カメラの映像を確認したら、光が写っていてね」

 顔から汗が噴き出そうだ。

「あれはアルト、だね?」

(バレてるー!)

「それは! ぼくが悪いんだ‼︎  ぼくが先生に頼んだんだよ」
「いいや、悪いのは星宮さんだ。俺に相談もなく、あんな遅い時間にアルトを研究室の外に連れ出して。しかも君は……」

 メガネの下から、キッと睨まれた。
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