二人で恋を始めませんか?
(なんて見やすいの!ひと目で分かりやすいし、色の使い方も綺麗)
優樹の資料を参考にしながら、茉莉花は熱心にパソコンでグラフを作成していく。
見よう見まねで作っていくが、一人では頭を抱えるばかりだった時間が嘘のように作業がはかどった。
(もう目からウロコ。こんなふうに作ればいいんだ)
忘れないようにポイントを書き留めようと、デスクの引き出しを開けてノートを取り出す。
するとその下にある優くんのメモ帳が目に入った。
(あっ、忘れてた! 白瀬部長がこのメモ帳を拾ってくれたんだっけ)
慌てて受け取ってそれ切りだったが、果たして中は見られていないのだろうか?
ようやくそのことを思い出した。
(どうしよう、もし見られてたら……。全部私の作り話だって分かっちゃったかな? それでなくても、とにかく恥ずかしい)
だからと言って、今更どうこうする訳にもいかない。
メモ帳をデスクの奥にしまい、茉莉花はため息をついてから、またパソコンに向かった。
優樹の資料を参考にしながら、茉莉花は熱心にパソコンでグラフを作成していく。
見よう見まねで作っていくが、一人では頭を抱えるばかりだった時間が嘘のように作業がはかどった。
(もう目からウロコ。こんなふうに作ればいいんだ)
忘れないようにポイントを書き留めようと、デスクの引き出しを開けてノートを取り出す。
するとその下にある優くんのメモ帳が目に入った。
(あっ、忘れてた! 白瀬部長がこのメモ帳を拾ってくれたんだっけ)
慌てて受け取ってそれ切りだったが、果たして中は見られていないのだろうか?
ようやくそのことを思い出した。
(どうしよう、もし見られてたら……。全部私の作り話だって分かっちゃったかな? それでなくても、とにかく恥ずかしい)
だからと言って、今更どうこうする訳にもいかない。
メモ帳をデスクの奥にしまい、茉莉花はため息をついてから、またパソコンに向かった。