二人で恋を始めませんか?
カフェの案件は、その後も順調に進んだ。
オーナーと店長が選んだ家具を購入し、少しずつ搬入して店内の模様替えをしていく。

優樹もホームページをリニューアルして、早速SNSの運用を始めた。
必ず写真を添えて毎日1回は更新することを目標にしていたが、見てくれた人の反応が嬉しい!と言って、オーナーも店長も頻繁にSNSを更新する。

今日の海の様子、近隣の紫陽花の写真、おすすめのお散歩コース、鎌倉のおみやげや雑貨屋さんなど、カフェの宣伝だけではなく様々な情報を発信した。

『このおみやげ、いいですね!』
『今日の波、いい感じ』
『カフェのおすすめデザート、美味しそう』
などの書き込みが増え、ホームページのアクセス数はぐんぐん伸びていく。

「今はまだ直接売り上げには影響していませんが、注目度は確実に上がっています。このままがんばりましょう」

優樹の言葉に、オーナーたちは嬉しそうにしていた。

また、同時進行のアプリの件も、ミーティングを重ねて徐々に形にしていく。

「アプリの正式名称ですが、社内会議で清水さんのアイデアの中から選びました。『My Life』に決めたいと思います」

そう報告を受け、茉莉花は嬉しくなる。

「女性の毎日に寄り添う、がテーマのアプリにピッタリですし、自分好みにカスタマイズして私だけのアプリを作っていく、そんなコンセプトにも合いますしね。清水さん、今後もぜひアドバイスをお願いします」
「こちらこそ。精いっぱい尽力いたします。どうぞよろしくお願いいたします」

笑顔で答える茉莉花を、優樹も優しく見守っていた。
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