酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
駅構内の巡回。
「瀬戸さん、今日エレベーター壊れてるらしいですよ。お年寄りに何回も荷物持って階段上がるの手伝ってって言われて」
杉崎が軽口を叩く。
「無駄口叩いてないで、周り見ろ」
瀬戸は短く言い放った。
「はい……あれ?あそこ、まだ早いのに泥酔ですかね」
杉崎が駅の隅を指さす。
瀬戸はその方へ目を向けた。
うずくまる人影。
「いや、この時間だと体調不良でうずくまってる人もいる。念のため声かけるぞ」
瀬戸は近づき、しゃがみ込むようにして女性に声をかけた。
「大丈夫ですか?ここで寝ないでくださいね」
ゆっくりと顔を上げる女性の顔を見た瞬間──
時間が一瞬、止まった。
「……水原さん?」
顔を赤くし、涙目でこちらを見つめる彼女。
間違いなく、水原奈緒だった。
杉崎も隣にしゃがみ込み、心配そうに彼女の顔を覗き込む。
「水原さん……飲んで、はないですよね?」
瀬戸は彼女の近くに顔を寄せ、匂いを嗅ぐように少し前のめりになる。
──酒の匂いは、しない。
「具合……悪くて……歩けなくて……」
奈緒が絞り出すようにそう呟いた瞬間、
その場の空気に、緊張が走った。
「瀬戸さん、今日エレベーター壊れてるらしいですよ。お年寄りに何回も荷物持って階段上がるの手伝ってって言われて」
杉崎が軽口を叩く。
「無駄口叩いてないで、周り見ろ」
瀬戸は短く言い放った。
「はい……あれ?あそこ、まだ早いのに泥酔ですかね」
杉崎が駅の隅を指さす。
瀬戸はその方へ目を向けた。
うずくまる人影。
「いや、この時間だと体調不良でうずくまってる人もいる。念のため声かけるぞ」
瀬戸は近づき、しゃがみ込むようにして女性に声をかけた。
「大丈夫ですか?ここで寝ないでくださいね」
ゆっくりと顔を上げる女性の顔を見た瞬間──
時間が一瞬、止まった。
「……水原さん?」
顔を赤くし、涙目でこちらを見つめる彼女。
間違いなく、水原奈緒だった。
杉崎も隣にしゃがみ込み、心配そうに彼女の顔を覗き込む。
「水原さん……飲んで、はないですよね?」
瀬戸は彼女の近くに顔を寄せ、匂いを嗅ぐように少し前のめりになる。
──酒の匂いは、しない。
「具合……悪くて……歩けなくて……」
奈緒が絞り出すようにそう呟いた瞬間、
その場の空気に、緊張が走った。