酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
数日間、仕事を休ませてもらった。
薬を飲んで、ひたすら眠り、食欲は戻らなくても、熱はようやく落ち着いてきた。
頭痛もほとんど引いて、身体の芯からじわじわと回復していく感覚があった。
それでも、ふと気を抜くとあの人のことばかり思い出してしまって、心だけはまだ療養が必要だった。
そんなある朝、布団の中でスマホを確認すると、一通のメッセージが届いていた。
──「今日は来れるか?重要な話がある」──
送り主は、上司の狩野だった。
短く、しかし妙に間を持たせる文面。
絵文字もなく、そっけないが、どこか急かすような雰囲気があった。
(重要な話……?)
思わず体を起こして、背もたれにもたれながらしばらくスマホを見つめる。
狩野が「重要」とまで言うのは珍しい。
一体何の話だろう。
復帰初日にして呼び出されるなんて、胸騒ぎもするけれど、行くしかなさそうだ。
奈緒は立ち上がり、カーテンを開けた。
久しぶりに見た朝の光は、少し眩しくて、目を細める。
鏡の前で自分の顔を見ると、まだ少し青白いが、倒れる前ほどではない。
よし。
気合いを入れて身支度を整え、軽く食事を済ませてからバッグを肩にかけた。
足取りはまだ万全ではないが、靴を履いて玄関を出ると、冷たい風が頬にあたり、気持ちが少しだけ引き締まる。
奈緒はいつもの道を、久しぶりに会社へと向かった。
薬を飲んで、ひたすら眠り、食欲は戻らなくても、熱はようやく落ち着いてきた。
頭痛もほとんど引いて、身体の芯からじわじわと回復していく感覚があった。
それでも、ふと気を抜くとあの人のことばかり思い出してしまって、心だけはまだ療養が必要だった。
そんなある朝、布団の中でスマホを確認すると、一通のメッセージが届いていた。
──「今日は来れるか?重要な話がある」──
送り主は、上司の狩野だった。
短く、しかし妙に間を持たせる文面。
絵文字もなく、そっけないが、どこか急かすような雰囲気があった。
(重要な話……?)
思わず体を起こして、背もたれにもたれながらしばらくスマホを見つめる。
狩野が「重要」とまで言うのは珍しい。
一体何の話だろう。
復帰初日にして呼び出されるなんて、胸騒ぎもするけれど、行くしかなさそうだ。
奈緒は立ち上がり、カーテンを開けた。
久しぶりに見た朝の光は、少し眩しくて、目を細める。
鏡の前で自分の顔を見ると、まだ少し青白いが、倒れる前ほどではない。
よし。
気合いを入れて身支度を整え、軽く食事を済ませてからバッグを肩にかけた。
足取りはまだ万全ではないが、靴を履いて玄関を出ると、冷たい風が頬にあたり、気持ちが少しだけ引き締まる。
奈緒はいつもの道を、久しぶりに会社へと向かった。