酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
デートの帰り道、新宿の駅までの道のりを並んで歩く。
昼間の喧騒とは打って変わって、夜の街は静まり返り、ショーウィンドウに映るふたりの影が仲良く並んで揺れていた。
改札前で足を止めると、瀬戸がふとポケットに手を入れながら奈緒に向き直る。
「道草食ってないで、まっすぐ帰るんだよ」
その口ぶりがあまりにも保護者みたいで、奈緒はむっと眉をひそめた。
「……子ども扱い、やめてください」
ぷいっと横を向いた奈緒に、瀬戸は小さく笑うと、そっと手を伸ばして彼女の頭をぽんぽんと撫でた。
「はい、おやすみ。お姫様」
その言葉に、奈緒の胸が一気に熱くなる。
返事をしようとした唇は、声にならず、ただ瀬戸の顔を見つめたまま動けなかった。
そんな奈緒に一度だけ穏やかな笑みを残し、瀬戸は改札の中へと足を踏み入れる。
……のかと思った、次の瞬間。
瀬戸は改札を通らず、きょとんとした奈緒に目をやりながら、言った。
「……あれ、言ってなかったっけ? 僕もこの路線」
「え?」
「終点まで行くと、うちの最寄り。君と同じ駅」
一瞬、奈緒の心がふわりと浮いた。
「……え、ちょっと、そういうのは、もっと早く言ってくださいよ」
動揺を隠すように背中を向けると、瀬戸はくすりと笑った。
「じゃあ、お姫様の護衛として、最後までお供しましょうか」
奈緒は小さく溜息をつきながらも、その言葉が嬉しくてたまらなかった。
ふたりは、ひとつの改札を並んでくぐり抜けた。
昼間の喧騒とは打って変わって、夜の街は静まり返り、ショーウィンドウに映るふたりの影が仲良く並んで揺れていた。
改札前で足を止めると、瀬戸がふとポケットに手を入れながら奈緒に向き直る。
「道草食ってないで、まっすぐ帰るんだよ」
その口ぶりがあまりにも保護者みたいで、奈緒はむっと眉をひそめた。
「……子ども扱い、やめてください」
ぷいっと横を向いた奈緒に、瀬戸は小さく笑うと、そっと手を伸ばして彼女の頭をぽんぽんと撫でた。
「はい、おやすみ。お姫様」
その言葉に、奈緒の胸が一気に熱くなる。
返事をしようとした唇は、声にならず、ただ瀬戸の顔を見つめたまま動けなかった。
そんな奈緒に一度だけ穏やかな笑みを残し、瀬戸は改札の中へと足を踏み入れる。
……のかと思った、次の瞬間。
瀬戸は改札を通らず、きょとんとした奈緒に目をやりながら、言った。
「……あれ、言ってなかったっけ? 僕もこの路線」
「え?」
「終点まで行くと、うちの最寄り。君と同じ駅」
一瞬、奈緒の心がふわりと浮いた。
「……え、ちょっと、そういうのは、もっと早く言ってくださいよ」
動揺を隠すように背中を向けると、瀬戸はくすりと笑った。
「じゃあ、お姫様の護衛として、最後までお供しましょうか」
奈緒は小さく溜息をつきながらも、その言葉が嬉しくてたまらなかった。
ふたりは、ひとつの改札を並んでくぐり抜けた。