酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
しばらくして、夕食の時間が近づいた。
二人はソファの上でくっついたまま、スマホを手に取った。

奈緒が立ち上がって画面を拓真に見せる。
「“フーディーズデリ”にしよっか。なんか色々あるし。」

拓真も画面を覗き込む。
「うん、ローストビーフも美味しそうだし……オムライスも美味しそうだし……」
奈緒は迷いながら、スクロールを止めた。

「うーん、迷うな……」

「拓真くんは?」と顔を覗き込むと、拓真はすぐに、
「俺は奈緒と同じので良いよ」とあっさり答えた。

「それ、選ぶの面倒なだけでしょ〜」と奈緒が笑いながら言うと、
拓真は肩をすくめて、「バレた」と笑った。

画面を見つめながら、奈緒は「じゃあ、半分こにしよっか。ローストビーフとオムライス」と言って、
注文ボタンをタップした。

「さすが奈緒、選択力が優秀」と拓真が褒めると、
奈緒は得意げに胸を張って、「私、こういうとこだけは早いの」と返した。

二人はそのままソファに寄り添いながら、料理の到着を待った。
< 184 / 204 >

この作品をシェア

pagetop