酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜
「まぁ、飲みたくなっちゃう時もありますよね」
川合がふっと笑いながら、奈緒の方を向く。
「でも、女の子が外で寝てたら本当に危ないから。気をつけてくださいね」
奈緒は、はっとして小さくうなずく。
「はい……申し訳ありません」
その瞬間、一気に記憶が押し寄せてくる。
真夜中の路上、地面の冷たさ、揺れる視界、無線を触ろうとして叱られたこと、そして――
(……私、この人に……「いや、こっちのお巡りさんがいい」とか……言った……)
その場でうずくまりたくなるほどの羞恥がこみあげ、顔が一気に赤く染まる。
ふるふると首を振りながら、奈緒はもう一度深く頭を下げた。
「本当に……ごめんなさい……」
思わず目に滲んだ涙が、睫毛にとどまる。
過ぎたことだとわかっていても、恥ずかしさは消えない。
瀬戸がそんな奈緒をちらと見やると、肩をわずかに揺らして笑った。
「飲んだら、いつもああなるんですか?」
その呆れたような、でもどこか楽しげな口調に、奈緒はさらに顔を伏せた。
(いつまで私の黒歴史を掘り返すの……これが警察のやり方か……)
文句のひとつも言いたくなるが、状況的に言える立場でないことは、百も承知だった。
ましてや自分の責任だ。
奈緒は何も言えず、膝の上のノートを見つめたまま、小さく息を吐いた。
川合がふっと笑いながら、奈緒の方を向く。
「でも、女の子が外で寝てたら本当に危ないから。気をつけてくださいね」
奈緒は、はっとして小さくうなずく。
「はい……申し訳ありません」
その瞬間、一気に記憶が押し寄せてくる。
真夜中の路上、地面の冷たさ、揺れる視界、無線を触ろうとして叱られたこと、そして――
(……私、この人に……「いや、こっちのお巡りさんがいい」とか……言った……)
その場でうずくまりたくなるほどの羞恥がこみあげ、顔が一気に赤く染まる。
ふるふると首を振りながら、奈緒はもう一度深く頭を下げた。
「本当に……ごめんなさい……」
思わず目に滲んだ涙が、睫毛にとどまる。
過ぎたことだとわかっていても、恥ずかしさは消えない。
瀬戸がそんな奈緒をちらと見やると、肩をわずかに揺らして笑った。
「飲んだら、いつもああなるんですか?」
その呆れたような、でもどこか楽しげな口調に、奈緒はさらに顔を伏せた。
(いつまで私の黒歴史を掘り返すの……これが警察のやり方か……)
文句のひとつも言いたくなるが、状況的に言える立場でないことは、百も承知だった。
ましてや自分の責任だ。
奈緒は何も言えず、膝の上のノートを見つめたまま、小さく息を吐いた。