酔って寝てたら保護されましたが、これが恋の始まりだなんて聞いてません〜警察官の甘やかな独占欲に包まれて〜

連携の力、防犯のカタチ

「水原、来週の月曜、埼玉行けるか?」

夕方、編集部に戻ってきたばかりの奈緒に、社会部デスクの狩野が声をかけた。

「はい、予定空いてます。何か取材ですか?」

「埼玉の住宅街で、防犯パトロールと町内会の取り組みを取材してきてくれ。最近、そのあたりで不審者の目撃が相次いでるんだが、地域での対応が少しずつ注目されてきててな。

町内会と交番、それからPTAが連携して防犯活動をしてる。おまえと高木の二人で行ってくれ。」

「了解です。」

花夏はすでに近くのデスクから顔を上げ、「出張取材、久々でテンション上がるわ」と小さくガッツポーズをしている。
奈緒も自然と笑みがこぼれた。
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