【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
『第二騎士団の東詰め所に、夕方四時まで伝えてくれ。間に合うか?』
騎士団に所属する者は、王城と回廊でつながる騎士棟に詰めていて、ジェイラスの執務室もそこにある。しかし、王都の警備にあたる第二騎士団は、街のいたるところに詰め所を構えていた。
『はい、一時間もあればじゅうぶんです』
アリシアがそう答えたのは二時。そしてジェイラスの執務室を出ようとしたところ、大きな音がした。ジェイラスが椅子に座っていながらも倒れてしまったのだ。
アリシアは慌てて駆け寄り、彼を支えてソファまで運んだ。そこで横になってもらう。
しかしこんな状態のジェイラスを置いて部屋を出て行けるほど、アリシアも薄情な人間ではない。まだ時間的にも余裕がある。ぎりぎりまで彼の様子をみて、それでも彼が目を覚まさなかったら誰か他の騎士、副団長あたりに連絡すればいいだろう。
と、そんな呑気なことを考えていたのだが、それから三十分後、目を覚ましたジェイラスが、こちらが恥ずかしくなるくらいに赤面するとは思ってもいなかった。
騎士団に所属する者は、王城と回廊でつながる騎士棟に詰めていて、ジェイラスの執務室もそこにある。しかし、王都の警備にあたる第二騎士団は、街のいたるところに詰め所を構えていた。
『はい、一時間もあればじゅうぶんです』
アリシアがそう答えたのは二時。そしてジェイラスの執務室を出ようとしたところ、大きな音がした。ジェイラスが椅子に座っていながらも倒れてしまったのだ。
アリシアは慌てて駆け寄り、彼を支えてソファまで運んだ。そこで横になってもらう。
しかしこんな状態のジェイラスを置いて部屋を出て行けるほど、アリシアも薄情な人間ではない。まだ時間的にも余裕がある。ぎりぎりまで彼の様子をみて、それでも彼が目を覚まさなかったら誰か他の騎士、副団長あたりに連絡すればいいだろう。
と、そんな呑気なことを考えていたのだが、それから三十分後、目を覚ましたジェイラスが、こちらが恥ずかしくなるくらいに赤面するとは思ってもいなかった。