【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
『俺に似た名前?』
『そう。男の人って、不安になるって聞いたの。本当に自分の子かって。だから、ラスがそんなことを思わないように、不安にならないように、ラスに似た名前をつけるの。そうすれば、名前を聞いただけでも、ラスの子だなって、みんなわかるでしょ?』
『俺の子は俺に似るから、俺は俺の子だって自信をもって言える』
『そんなの、わからないじゃない。めちゃくちゃ私に似るかもしれないし。ラスの要素が一個もないかもしれないよ?』
 それもあり得ない話ではない。
『だからね、名前だけはラスに似たのがいいかなって』
 そこで彼女は、男の子だったら、女の子だったらと、いくつか名前の候補をあげ、そのうちの一つがヘリオスだった。
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