【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「で、殿下!」
ジェイラスがランドルフの手をガシッと両手で掴もうとした。ランドルフは目を大きく見開き身体を引いたが、間に合わなかった。
「ジェイ、放せ」
「殿下! ありがとうございます、ありがとうございます」
そのままぶんぶんと上下に振ると、ランドルフは「やめろ」を連発した。しかし、ジェイラスは興奮のあまり、ランドルフの言葉に聞く耳を持たない。
気が済むまでぶんぶんと手を振ったジェイラスは、やっとランドルフを解放した。
「おまえ、彼女のことになると本当にぽんこつだな」
「ぽんこつ言うな。ランドルフには俺の気持ちなんかわからないんだ。結婚を申し込んだ日に逃げられ、探しても探しても見つからず、やっと見つかったと思ったら記憶喪失で俺のことを覚えていない……」
ランドルフの崩れた話し方に、ジェイラスもつられてぐちぐちと愚痴をこぼす。
「そうやって話を聞くと……おまえ、本当にかわいそうなやつだな」
ジェイラスがランドルフの手をガシッと両手で掴もうとした。ランドルフは目を大きく見開き身体を引いたが、間に合わなかった。
「ジェイ、放せ」
「殿下! ありがとうございます、ありがとうございます」
そのままぶんぶんと上下に振ると、ランドルフは「やめろ」を連発した。しかし、ジェイラスは興奮のあまり、ランドルフの言葉に聞く耳を持たない。
気が済むまでぶんぶんと手を振ったジェイラスは、やっとランドルフを解放した。
「おまえ、彼女のことになると本当にぽんこつだな」
「ぽんこつ言うな。ランドルフには俺の気持ちなんかわからないんだ。結婚を申し込んだ日に逃げられ、探しても探しても見つからず、やっと見つかったと思ったら記憶喪失で俺のことを覚えていない……」
ランドルフの崩れた話し方に、ジェイラスもつられてぐちぐちと愚痴をこぼす。
「そうやって話を聞くと……おまえ、本当にかわいそうなやつだな」