【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
ランドルフの言葉も間違いではない。文書で残せない内容は、そのまま口頭で伝えるが、それだって暗号を使う。伝令係だって、いくら暗号であったとしても、その内容を決して口外してはならないとわかっているはずだし、口の堅い者が選ばれている。むしろ、信用できない者は伝令係になど選ばれない。
アリシアは伝令として優秀な部類に入る。だからランドルフが言ったように、機密情報を口頭で伝える依頼もしていた。
「そういった者が記憶喪失になった。しかも、失った記憶が断片的だ。いつ何がきっかけとなって、何を思い出すかわからない。そのとき、伝令の内容を思い出したら? それを彼女が無意識のうちに口にしたら?」
暗号化されている内容だが、その暗号を解く者だっているかもしれない。
「だから、彼女にはきちんと記憶を取り戻してもらう必要がある。魔法で失われているのであれば、なおのこと。彼女から必要な記憶だけ取り出したいから、彼女の記憶を奪ったということもじゅうぶんに考えられる」
ランドルフの言葉には妙な説得力があった。
「そのため、おまえはシア嬢の側にいて、彼女を監視しろ」
アリシアは伝令として優秀な部類に入る。だからランドルフが言ったように、機密情報を口頭で伝える依頼もしていた。
「そういった者が記憶喪失になった。しかも、失った記憶が断片的だ。いつ何がきっかけとなって、何を思い出すかわからない。そのとき、伝令の内容を思い出したら? それを彼女が無意識のうちに口にしたら?」
暗号化されている内容だが、その暗号を解く者だっているかもしれない。
「だから、彼女にはきちんと記憶を取り戻してもらう必要がある。魔法で失われているのであれば、なおのこと。彼女から必要な記憶だけ取り出したいから、彼女の記憶を奪ったということもじゅうぶんに考えられる」
ランドルフの言葉には妙な説得力があった。
「そのため、おまえはシア嬢の側にいて、彼女を監視しろ」