【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
3.
「先生、さようなら」
最後の子どもたちが元気よく手を振って帰路につくのを見送り、シアはほっと息をついた。
夕暮れの光が窓から入り込み、教室内に長い影を落とす。
今日はテリーとジェイラスが子どもたちの指導に当たってくれたから、いつもより負担は軽かった。しかし、子どもたちの学びへの貪欲さは増すばかりだ。
普段は他の子に遠慮して質問ができなかった子も、積極的に質問をし、さらにもっと難しい問題に挑戦したいとまで言い出す始末。
その姿にシアも嬉しくなった半面、今まで彼らの学ぶ意欲を抑え込んでしまっていたのかと、自己嫌悪に陥った。
「シア先生」
隣の教室からテリーがやってきて、シアははっと顔をあげた。テリーの後ろにはジェイラスもいる。彼も最後の剣の指導が終わったのだろう。汗ばんだ額に少し疲れた色を浮かべつつ、それでも満足そうに笑みを浮かべていた。
「今日の授業は終わりですよね。今後について、少し相談したいのですが」
新しい教師としてテリーが加わった今、お互い、足りないところを補いながら、子どもたちの教育をよりよいものにしていきたい。
「ええ、それはお願いしたいところですが……」
最後の子どもたちが元気よく手を振って帰路につくのを見送り、シアはほっと息をついた。
夕暮れの光が窓から入り込み、教室内に長い影を落とす。
今日はテリーとジェイラスが子どもたちの指導に当たってくれたから、いつもより負担は軽かった。しかし、子どもたちの学びへの貪欲さは増すばかりだ。
普段は他の子に遠慮して質問ができなかった子も、積極的に質問をし、さらにもっと難しい問題に挑戦したいとまで言い出す始末。
その姿にシアも嬉しくなった半面、今まで彼らの学ぶ意欲を抑え込んでしまっていたのかと、自己嫌悪に陥った。
「シア先生」
隣の教室からテリーがやってきて、シアははっと顔をあげた。テリーの後ろにはジェイラスもいる。彼も最後の剣の指導が終わったのだろう。汗ばんだ額に少し疲れた色を浮かべつつ、それでも満足そうに笑みを浮かべていた。
「今日の授業は終わりですよね。今後について、少し相談したいのですが」
新しい教師としてテリーが加わった今、お互い、足りないところを補いながら、子どもたちの教育をよりよいものにしていきたい。
「ええ、それはお願いしたいところですが……」