【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「つまり、ギニー語の苦手な僕が、ギニー語を教えなければならないということですね?」
「そうなりますね。例えば、テリーが十歳以下の低学年のクラスを受け持ち、すべての科目を教える。私が上学年のクラスを受け持ってすべての科目を教える。となれば、固定担任制になるわけです」
 テリーは腕を組んでう~んと唸った。
「時間割を取り入れるところまではできそうなんだけれどなぁ。やっぱり、僕とシア先生だけでは、先生の数が圧倒的に足りないですよね……あっ」
 そこでテリーがポンと手を叩く。
「でしたら、その科目担任制と固定担任制の二つを取り入れるのはどうでしょう? 基本は固定担任制なんですが、一部の授業だけ科目担任制にする。つまり、ギニー語はシア先生が教えるんですけど、その代わり、僕は会計学を受け持ちます。もっと教師の数が増えたら、科目担任制にすればいいですよね?」
 彼が言うようにその案であれば、実現できそうだ。
「そうね。すごいわ、テリー。では、まずはその案を会長に提案してみましょう。うまくいけば、教師の数も増えるかもしれないわ!」
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