【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「そこで、時間割というものがあると知りました。クラスが年齢や能力別に分かれていて、一日に五科目や六科目も学ぶんです。この時間割なら、効率よく教え、学ぶことができると思いました」
この学校では、時間割といった概念がない。集まってきた子どもたちに、何を学びたいかを聞いて、それをひたすら教えていく。今日は昨日の続きを、明日は今日の続きをと、そんなふうに流れにまかせて教えていたのだ。
「もしかして、テリーはその時間割制度をここにも取り入れたいのかしら?」
「そうです、さすがシア先生です」
テリーの目は子犬のようにはしゃいでいた。その純粋な熱意に、シアは笑みを抑えきれなかった。だが、彼の提案に水を差すのは気が引ける。それでも、教師として意見を伝えるべきだ。
「時間割制度を採用するのは、いい案だと思います。ただ、これには二つのやり方があって……」
「二つ? 選任の教師が、その科目を教えるのではないんですか?」
「ええ、そう。そのやり方は科目担任制と呼ばれるやり方ね。だけどもう一つ。一人の先生がすべての教科を教える、固定担任制というやり方もあります」
この学校では、時間割といった概念がない。集まってきた子どもたちに、何を学びたいかを聞いて、それをひたすら教えていく。今日は昨日の続きを、明日は今日の続きをと、そんなふうに流れにまかせて教えていたのだ。
「もしかして、テリーはその時間割制度をここにも取り入れたいのかしら?」
「そうです、さすがシア先生です」
テリーの目は子犬のようにはしゃいでいた。その純粋な熱意に、シアは笑みを抑えきれなかった。だが、彼の提案に水を差すのは気が引ける。それでも、教師として意見を伝えるべきだ。
「時間割制度を採用するのは、いい案だと思います。ただ、これには二つのやり方があって……」
「二つ? 選任の教師が、その科目を教えるのではないんですか?」
「ええ、そう。そのやり方は科目担任制と呼ばれるやり方ね。だけどもう一つ。一人の先生がすべての教科を教える、固定担任制というやり方もあります」