【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
心臓が鷲づかみにされたように苦しく、シアは握りしめる手にさらに力を込めた。
「でも、学校の子どもたちが……」
ボブはゆるりと首を横に振る。
「シア。こちらのことは心配しなくていい。君は君のやるべきことをやってほしい」
「でも、困るのは子どもたちです」
「安心しなさい。テリーから提案書をもらった。あれはシアが教えながら、テリーに書かせたものだろう?」
それは、教師を増やして学校を担任制にしたいという提案書のことだ。
「君の教えは確実に根づいている。学校についてはテリーが引き継ぐし、シアのような教師になりたいと言っている子も多い。その子たちにも教える機会を作ってあげたいんだ」
「私は……もう、いらない……?」
「そうじゃない。教えというのは引き継がれていく。シアの教え子たちが、次の世代に教える」
それは院長も言っていたこと。
「でも、学校の子どもたちが……」
ボブはゆるりと首を横に振る。
「シア。こちらのことは心配しなくていい。君は君のやるべきことをやってほしい」
「でも、困るのは子どもたちです」
「安心しなさい。テリーから提案書をもらった。あれはシアが教えながら、テリーに書かせたものだろう?」
それは、教師を増やして学校を担任制にしたいという提案書のことだ。
「君の教えは確実に根づいている。学校についてはテリーが引き継ぐし、シアのような教師になりたいと言っている子も多い。その子たちにも教える機会を作ってあげたいんだ」
「私は……もう、いらない……?」
「そうじゃない。教えというのは引き継がれていく。シアの教え子たちが、次の世代に教える」
それは院長も言っていたこと。