【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「ところで、ヘリオスはどうしている?」
このような厳かな式典で、おとなしくできるような年でもないだろう。
「あぁ……父が……」
ジェイラスが白目になりながら顔を向けた先には、ヘリオスを抱いてニコニコとしている公爵の姿があった。
「なるほどな」
「アリシア、また後でお会いしましょう」
クラリッサが手を振り、ランドルフたちは先に人混みから離れた。
ケンジット公爵は、突然の孫に戸惑いつつも、わりと素直にその存在を受け入れたようだ。
その後は、あのようにヘリオスを離さないらしい。「じいじ」と呼ばれるたびに、目尻を下げているのだとか。
近衛騎士団長時代の威厳はどこにいったものかとジェイラスは笑っていたが、彼だって似たようなものだろう。
こうやって二人が、無事に結婚式を挙げられたのも、一年前の事件があらかた片づいたためである。
ヘバーリア国の呪具による騒動は、すべてヘバーリア国が秘密裏に処理をすすめた。
呪具を扱っていた民族の末裔たちが引き起こした内乱みたいなもの。そんな位置づけにされている。
このような厳かな式典で、おとなしくできるような年でもないだろう。
「あぁ……父が……」
ジェイラスが白目になりながら顔を向けた先には、ヘリオスを抱いてニコニコとしている公爵の姿があった。
「なるほどな」
「アリシア、また後でお会いしましょう」
クラリッサが手を振り、ランドルフたちは先に人混みから離れた。
ケンジット公爵は、突然の孫に戸惑いつつも、わりと素直にその存在を受け入れたようだ。
その後は、あのようにヘリオスを離さないらしい。「じいじ」と呼ばれるたびに、目尻を下げているのだとか。
近衛騎士団長時代の威厳はどこにいったものかとジェイラスは笑っていたが、彼だって似たようなものだろう。
こうやって二人が、無事に結婚式を挙げられたのも、一年前の事件があらかた片づいたためである。
ヘバーリア国の呪具による騒動は、すべてヘバーリア国が秘密裏に処理をすすめた。
呪具を扱っていた民族の末裔たちが引き起こした内乱みたいなもの。そんな位置づけにされている。