【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
 あのパーティーで、ジェイラスはいやいやエイミと一緒に踊っていたのを思い出した。もちろん、エイミが脅して無理やり踊ったのだ。
 後日、アリシアがジェイラスの元を去った理由を聞いたエイミは「ごめんね~」とアリシアに謝っていた。
 とにかく、すべてが丸くおさまった。
 これでジェイラスも死に急ぐようなことはしないはず。
 そろそろランドルフも「破天荒な王太子」の汚名を返上したい。
 むしろこれ以上、ジェイラスをこれ以上振り回すのは、気の毒だ。
 バササササ――。
 突然の羽音に、ランドルフは顔を上げた。
 頭上を一羽の白い鳩が、左足に手紙をつけて飛んでいった。
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