【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「は、はい」
一礼した男が部屋を出ていくのを見届けてから、ジェイラスはうなだれた。
気がゆるんでいるのはジェイラスのほうだ。
アリシアが騎士団を休職したというのは、いったいどういうことか。今朝方まで一緒にいたというのに。
昨夜、彼女は何かを言っていただろうか。それを必死に思い出そうとしてみるが、さっぱりわからない。求婚を受け入れてくれたようにしか見えなかった。
それとも、あのような場で結婚を申し込んでしまったジェイラスにあきれたのだろうか。
なぜ。どうして。
先ほどからそればかりが浮かんでくるものの、明確な答えにはたどりつけない。
ランドルフはクラリッサとの蜜月に入った。だから、ジェイラスが護衛として彼につく仕事は減る。
ジェイラスは主にランドルフが王城から離れ、視察などに行くときに護衛としてつく。彼が王城内、まして離れの王太子宮に閉じこもっているなら、なおのこと。そういったときは、他の騎士らに護衛を任せるが、今日の昼過ぎからはランドルフの護衛担当になっている。
一礼した男が部屋を出ていくのを見届けてから、ジェイラスはうなだれた。
気がゆるんでいるのはジェイラスのほうだ。
アリシアが騎士団を休職したというのは、いったいどういうことか。今朝方まで一緒にいたというのに。
昨夜、彼女は何かを言っていただろうか。それを必死に思い出そうとしてみるが、さっぱりわからない。求婚を受け入れてくれたようにしか見えなかった。
それとも、あのような場で結婚を申し込んでしまったジェイラスにあきれたのだろうか。
なぜ。どうして。
先ほどからそればかりが浮かんでくるものの、明確な答えにはたどりつけない。
ランドルフはクラリッサとの蜜月に入った。だから、ジェイラスが護衛として彼につく仕事は減る。
ジェイラスは主にランドルフが王城から離れ、視察などに行くときに護衛としてつく。彼が王城内、まして離れの王太子宮に閉じこもっているなら、なおのこと。そういったときは、他の騎士らに護衛を任せるが、今日の昼過ぎからはランドルフの護衛担当になっている。