【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
あまりに直球で迫られても、慣れていないシアはついその気持ちを疑ってしまうかもしれない。
(あれ……? 以前にも……?)
誰かに好意を向けられ、それを信じられないと思う気持ちに、どこか引っかかりを覚えた。どうしてそう感じたのかは、さっぱりわからない。胸の奥に、わけのわからぬモヤモヤがたまっていく。
とにかく、王太子は十日後にサバドを訪れる。養護院の見学は他の場所を回った後になるため、恐らく後半だろう。
普段と変わらぬ様子でいいとボブは言うが、子どもたちにも心構えは必要である。だからといって、早すぎてもよくない。結局、当日の朝に伝えるのが無難だろうと、結論づけた。
それから、シアはモンクトン一家と夕食を共にした。シェリーがかいがいしくヘリオスの食事の世話をする様子は、とても微笑ましかった。
一日、一日、視察の日が近づくにつれ、シアの緊張も高まっていく。
(あれ……? 以前にも……?)
誰かに好意を向けられ、それを信じられないと思う気持ちに、どこか引っかかりを覚えた。どうしてそう感じたのかは、さっぱりわからない。胸の奥に、わけのわからぬモヤモヤがたまっていく。
とにかく、王太子は十日後にサバドを訪れる。養護院の見学は他の場所を回った後になるため、恐らく後半だろう。
普段と変わらぬ様子でいいとボブは言うが、子どもたちにも心構えは必要である。だからといって、早すぎてもよくない。結局、当日の朝に伝えるのが無難だろうと、結論づけた。
それから、シアはモンクトン一家と夕食を共にした。シェリーがかいがいしくヘリオスの食事の世話をする様子は、とても微笑ましかった。
一日、一日、視察の日が近づくにつれ、シアの緊張も高まっていく。