【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
だから普段と同じ時間に養護院へ行き、いつもと同じように勉強を教えた。ただ、生徒の数はいつもより少なかったかもしれない。
「ひと、たくさんよ~、おうまさん、ぱかぱか」
豪勢な馬車を守るようにして、馬に乗って並走する護衛の騎士の姿なんて、滅多に見られるものでもない。ヘリオスも初めて見たため、興奮しているようだ。
「毎年、王家の使いだという人たちが監査には来るけど。今回のように、王家の方が直接来られるのは二年ぶりなのよ?」
二年前には国王夫妻が、訪れた。二年前といえば、ヘリオスを出産したばかりで、養護院での仕事も休んでいた。
「それに王太子殿下が結婚されてからこちらに来られるのは初めてだし。もしかしたら、妃殿下も同伴されるかもって思っていたけれど、今、第二子を授かったところのようだし」
ランドルフは三年前に結婚し、一年半前に第一子に恵まれた。そして今、王太子妃クラリッサのお腹の中には新しい命が宿っているため、今回の視察は王太子のみとなったらしい。
「詳しいですね」
「このくらい、みんな知っているわよ。大衆紙にも書いてあるし」
「ひと、たくさんよ~、おうまさん、ぱかぱか」
豪勢な馬車を守るようにして、馬に乗って並走する護衛の騎士の姿なんて、滅多に見られるものでもない。ヘリオスも初めて見たため、興奮しているようだ。
「毎年、王家の使いだという人たちが監査には来るけど。今回のように、王家の方が直接来られるのは二年ぶりなのよ?」
二年前には国王夫妻が、訪れた。二年前といえば、ヘリオスを出産したばかりで、養護院での仕事も休んでいた。
「それに王太子殿下が結婚されてからこちらに来られるのは初めてだし。もしかしたら、妃殿下も同伴されるかもって思っていたけれど、今、第二子を授かったところのようだし」
ランドルフは三年前に結婚し、一年半前に第一子に恵まれた。そして今、王太子妃クラリッサのお腹の中には新しい命が宿っているため、今回の視察は王太子のみとなったらしい。
「詳しいですね」
「このくらい、みんな知っているわよ。大衆紙にも書いてあるし」