【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
そのことを考えると、気が重くなる。学校や仕事に行きたくないという人々の気持ちが、このときばかりは痛いほどよくわかった。
それでも、そばにはコリンナがいるから、幾分か気が楽だ。「シアだけでは不安だわ」とコリンナがボブに言い、夫婦二人で案内役を務めることになった。夫婦揃って協力する様子を見せれば、商会の信頼もぐっとあがるだろうというのがボブの考えでもある。そもそも養護院への出資はモンクトン商会が行っているため、実質的なオーナーなのだ。だから彼ら二人が王太子をもてなすというのは、決して間違ってはいない。
その間、シェリーとヘリオスはモンクトンの屋敷で留守番だ。
留守番といっても、たくさん遊んで美味しいお菓子を食べるだろうから、二人からの苦情は今のところ届いていない。
今だってヘリオスは、シェリーの顔を見るや否や、彼女を追いかけて屋敷の奥へと姿を消した。
「ママ、お仕事いってくるね」
その背中に声をかけてはみたものの、届いたかどうかはわからない。
ボブは今、屋敷を開けている間の仕事を部下に指示している。それが終われば養護院へと向かう予定だ。
それでも、そばにはコリンナがいるから、幾分か気が楽だ。「シアだけでは不安だわ」とコリンナがボブに言い、夫婦二人で案内役を務めることになった。夫婦揃って協力する様子を見せれば、商会の信頼もぐっとあがるだろうというのがボブの考えでもある。そもそも養護院への出資はモンクトン商会が行っているため、実質的なオーナーなのだ。だから彼ら二人が王太子をもてなすというのは、決して間違ってはいない。
その間、シェリーとヘリオスはモンクトンの屋敷で留守番だ。
留守番といっても、たくさん遊んで美味しいお菓子を食べるだろうから、二人からの苦情は今のところ届いていない。
今だってヘリオスは、シェリーの顔を見るや否や、彼女を追いかけて屋敷の奥へと姿を消した。
「ママ、お仕事いってくるね」
その背中に声をかけてはみたものの、届いたかどうかはわからない。
ボブは今、屋敷を開けている間の仕事を部下に指示している。それが終われば養護院へと向かう予定だ。