【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「大丈夫? シア」
コリンナが心配そうに顔をのぞきこんできた。急に黙ったシアを不安に思ったのだろう。
「え、ええ。だけど、少し緊張してしまって。何かやらかしてしまうんじゃないかって」
「わかったわ。シアが失敗したら助けてあげる。今日はシア先生も緊張しているようですって、子どもたちに言ってあげるから」
「それは、助けるって言うんですか?」
コリンナと顔を見合わせて笑ったところで、なんとか気持ちも落ち着いてきた。
そこへボブがやってきたため、三人はモンクトン商会の馬車に乗り込んで養護院へと向かう。
歩いて行ける距離だからとシアは言ったが、今日は王太子が見学に来る大切な日。その辺で転んで服をダメにしてしまったらどうするんだ? とボブに詰め寄られ、結局、受け入れた。やはりボブとコリンナはどこか似た者夫婦だ。
馬車が進むたびに、鼓動が速まる気がする。深く息を吐いて、できるだけ冷静になろうと努めた。
養護院は修道院に併設されており、子どもたちの世話は修道女たちがしている。昼間はシアが教師として養護院を訪れる、勉強をする子と修道女と一緒に奉仕活動をする子に別れる。
コリンナが心配そうに顔をのぞきこんできた。急に黙ったシアを不安に思ったのだろう。
「え、ええ。だけど、少し緊張してしまって。何かやらかしてしまうんじゃないかって」
「わかったわ。シアが失敗したら助けてあげる。今日はシア先生も緊張しているようですって、子どもたちに言ってあげるから」
「それは、助けるって言うんですか?」
コリンナと顔を見合わせて笑ったところで、なんとか気持ちも落ち着いてきた。
そこへボブがやってきたため、三人はモンクトン商会の馬車に乗り込んで養護院へと向かう。
歩いて行ける距離だからとシアは言ったが、今日は王太子が見学に来る大切な日。その辺で転んで服をダメにしてしまったらどうするんだ? とボブに詰め寄られ、結局、受け入れた。やはりボブとコリンナはどこか似た者夫婦だ。
馬車が進むたびに、鼓動が速まる気がする。深く息を吐いて、できるだけ冷静になろうと努めた。
養護院は修道院に併設されており、子どもたちの世話は修道女たちがしている。昼間はシアが教師として養護院を訪れる、勉強をする子と修道女と一緒に奉仕活動をする子に別れる。