呪われた皇女ですが、年下ワンコ系魔塔主様に迫られてます!
14. 動物とおしゃべり
エスティリオに悪気は無かったことくらいはわかる。
ラシェルがあからさまに、エスティリオの気持ちを無視したのがいけなかったのだ。
だから、自分が傷付くというのは間違っている。
数日前の出来事を思い出しては溜息をつき、全く仕事にならない。エスティリオの為にも、しっかりと成果を出さなければならないのに。
研究所の中にいると鬱々としてしまい、このままでは良くない。思い切って気分転換に外へと出ると、猫が日向ぼっこをしてくつろいでいた。
「いいお天気ね」
近づいても逃げない。更に背中を撫でてやると、気持ちよさそうに目を細めている。
「あの時あのまま、許可を貰ってしまえば良かったのかしらね?」
エスティリオはラシェルが頼むまでもなく、禁書のある書庫への立ち入り許可を出そうかと提案してきた。
お願いします、と言いたかった。
あの書庫へ入れば、ラシェルの知りたい答えが見つかるかもしれない。
エスティリオの言う通り、ラシェルは魔法を使えないどころか魔力すらないが、方法さえ分かれば何とかして誰かに解呪してもらう希望くらいは見いだせる。
けれど冷静になって少し考えれば、エスティリオは私情でエルに許可を出すべきでは無いことは明らかだ。
そんなことで揚げ足を取られてはならない。
皇宮もそうだったが、足の引っ張り合いやけ落とし合いが日常茶飯事の場所では、慎重に判断し行動するべきなのだ。
ラシェルがあからさまに、エスティリオの気持ちを無視したのがいけなかったのだ。
だから、自分が傷付くというのは間違っている。
数日前の出来事を思い出しては溜息をつき、全く仕事にならない。エスティリオの為にも、しっかりと成果を出さなければならないのに。
研究所の中にいると鬱々としてしまい、このままでは良くない。思い切って気分転換に外へと出ると、猫が日向ぼっこをしてくつろいでいた。
「いいお天気ね」
近づいても逃げない。更に背中を撫でてやると、気持ちよさそうに目を細めている。
「あの時あのまま、許可を貰ってしまえば良かったのかしらね?」
エスティリオはラシェルが頼むまでもなく、禁書のある書庫への立ち入り許可を出そうかと提案してきた。
お願いします、と言いたかった。
あの書庫へ入れば、ラシェルの知りたい答えが見つかるかもしれない。
エスティリオの言う通り、ラシェルは魔法を使えないどころか魔力すらないが、方法さえ分かれば何とかして誰かに解呪してもらう希望くらいは見いだせる。
けれど冷静になって少し考えれば、エスティリオは私情でエルに許可を出すべきでは無いことは明らかだ。
そんなことで揚げ足を取られてはならない。
皇宮もそうだったが、足の引っ張り合いやけ落とし合いが日常茶飯事の場所では、慎重に判断し行動するべきなのだ。