四神、騎士団と出会う【四神の国の朱雀さま×あやかし戦記】
そう、皆は自己紹介をする。なぜ、四神と颯真はこのように自己紹介をしているのか。
それは、四神たちがこの世界に来る1時間前まで遡る――。
1時間前、玄武の提案にて異世界に渡ることになった。その時に、朱雀は、皆朱雀の姿が見えること、正体を明かしていないこと、人間と偽り暮らしていたことなどを話す。
そしたら、四神と颯真はそれに合わせてくれることになったのだ。
「……いせ、かい……?」
青龍の口から出た言葉に、レオナードが反応する。
「……異世界なんて、本当にあるのか?」
疑いの目を、ツヤは向けた。青龍は「実際に、僕らの国へお連れしましょうか?転送装置もありますし……」と言う。
しかし、それをギルベルトは「今はそれどころじゃない」と止めた。
「分かっています。僕らの暮らす国は『フォルスティア』と言い、5つの街からなる国です――」
そう言って、青龍は異世界人にも分かりやすいように説明をする。
「僕らは、怪異という……人に害を成す存在と日々戦っていて……あなた方が武器を使って戦うように、僕らは術と呼ばれるものを使って戦います。ほら、さっき突然風が吹いたでしょう?あれは、ハクが術を使って起こしたものです」
(――まぁ、厳密には違うけど)
青龍の説明を聞きながら、玄武は思った。
それは、四神たちがこの世界に来る1時間前まで遡る――。
1時間前、玄武の提案にて異世界に渡ることになった。その時に、朱雀は、皆朱雀の姿が見えること、正体を明かしていないこと、人間と偽り暮らしていたことなどを話す。
そしたら、四神と颯真はそれに合わせてくれることになったのだ。
「……いせ、かい……?」
青龍の口から出た言葉に、レオナードが反応する。
「……異世界なんて、本当にあるのか?」
疑いの目を、ツヤは向けた。青龍は「実際に、僕らの国へお連れしましょうか?転送装置もありますし……」と言う。
しかし、それをギルベルトは「今はそれどころじゃない」と止めた。
「分かっています。僕らの暮らす国は『フォルスティア』と言い、5つの街からなる国です――」
そう言って、青龍は異世界人にも分かりやすいように説明をする。
「僕らは、怪異という……人に害を成す存在と日々戦っていて……あなた方が武器を使って戦うように、僕らは術と呼ばれるものを使って戦います。ほら、さっき突然風が吹いたでしょう?あれは、ハクが術を使って起こしたものです」
(――まぁ、厳密には違うけど)
青龍の説明を聞きながら、玄武は思った。