四神、騎士団と出会う【四神の国の朱雀さま×あやかし戦記】
玄武が、指示を飛ばす。それに合わせて、朱雀、青龍、白虎は動く。
青龍が水を操り、怪異の動きを止め、朱雀と白虎が同時に攻撃を入れた。
息の合った動きに、イヅナは思わず「すごい……」と感嘆の声を上げた。
「……あーもう!どんだけいるんだ!」
朱雀の術を封じたとされる怪異と戦っている最中、次々と現れる怪異に、白虎と青龍は現れる怪異を1匹ずつ確実に倒しつつ、未だに術を封じた怪異と対峙する朱雀の様子をチラリと見る。
一向に数が減る様子はなく、痺れを切らしたのは白虎だった。
術を使って周辺の怪異を吹き飛ばし、白虎は叫ぶ。水を操って何匹かまとめて怪異を倒し、青龍は「どんだけいるんだろうねぇ……」と返した。
玄武は近くにいた怪異を蹴り飛ばし、アレス騎士団の様子を見る。アレス騎士団も妖に囲まれており、妖使いに近づけないでいた。
(……こういう時に、朱雀の力が封じられているのは痛いかもな……朱雀は、広範囲で一気に攻撃することが出来る……たったの十数年で、よくここまで成長したものだ……最初は、上手く制御出来ていなかったのに……先代朱雀は、良く術を暴発させていたのに……)
今の朱雀が誕生したばかりの頃を、玄武は思い出す。
誕生したばかりの朱雀の学術は玄武が、戦闘は白虎が、術は青龍が教えていた。
全ての分野の飲み込みが早いことに、3人で驚いた記憶が玄武の頭の中で再生される。
青龍が水を操り、怪異の動きを止め、朱雀と白虎が同時に攻撃を入れた。
息の合った動きに、イヅナは思わず「すごい……」と感嘆の声を上げた。
「……あーもう!どんだけいるんだ!」
朱雀の術を封じたとされる怪異と戦っている最中、次々と現れる怪異に、白虎と青龍は現れる怪異を1匹ずつ確実に倒しつつ、未だに術を封じた怪異と対峙する朱雀の様子をチラリと見る。
一向に数が減る様子はなく、痺れを切らしたのは白虎だった。
術を使って周辺の怪異を吹き飛ばし、白虎は叫ぶ。水を操って何匹かまとめて怪異を倒し、青龍は「どんだけいるんだろうねぇ……」と返した。
玄武は近くにいた怪異を蹴り飛ばし、アレス騎士団の様子を見る。アレス騎士団も妖に囲まれており、妖使いに近づけないでいた。
(……こういう時に、朱雀の力が封じられているのは痛いかもな……朱雀は、広範囲で一気に攻撃することが出来る……たったの十数年で、よくここまで成長したものだ……最初は、上手く制御出来ていなかったのに……先代朱雀は、良く術を暴発させていたのに……)
今の朱雀が誕生したばかりの頃を、玄武は思い出す。
誕生したばかりの朱雀の学術は玄武が、戦闘は白虎が、術は青龍が教えていた。
全ての分野の飲み込みが早いことに、3人で驚いた記憶が玄武の頭の中で再生される。