サルビアの育てかた
しんと静まり返ったキッチンに独りで立ち、何を作るか考える。だけど全然メニューが思いつかない。
部屋に戻って冷蔵庫を確認してみる。中には、昨日の夕飯の残りがたくさん入っていた。最近、俺の食欲が落ちているせいで毎日のように残飯が出ているんだ。その残りをいつもレイが処理しているが、最悪食べきれないと廃棄してしまっている。
残飯は俺がなんとかしよう。今日はレイに美味しいものを食べさせてあげるんだ。
未だにぼんやりする頭でなんの料理をするか考えた末、彼女の好きなスパゲッティボロネーゼを作ることにした。
もう一度部屋を出て共用キッチンに戻る。それから力なく料理を始めた。
──頭がしっかり働いていないからだろうか、出来上がったスパゲッティはあまり美味しそうに見えない。ひき肉を少し焦がしてしまい、麺も茹ですぎて柔らかくなった。味見してみると、味が薄めで食べられないことはないが旨いとは言い難い仕上がりだった。
「こんなもの出したら、レイに笑われるな……」
作り直す気力なんてない。もしも彼女が食べられなかったら俺が全部処理しようと投げやりになっていた。
自室へ戻って出来上がった料理をテーブルに並べるが、彼女のために用意したスパゲッティはすぐに手をつけられることはなかった。
部屋に戻って冷蔵庫を確認してみる。中には、昨日の夕飯の残りがたくさん入っていた。最近、俺の食欲が落ちているせいで毎日のように残飯が出ているんだ。その残りをいつもレイが処理しているが、最悪食べきれないと廃棄してしまっている。
残飯は俺がなんとかしよう。今日はレイに美味しいものを食べさせてあげるんだ。
未だにぼんやりする頭でなんの料理をするか考えた末、彼女の好きなスパゲッティボロネーゼを作ることにした。
もう一度部屋を出て共用キッチンに戻る。それから力なく料理を始めた。
──頭がしっかり働いていないからだろうか、出来上がったスパゲッティはあまり美味しそうに見えない。ひき肉を少し焦がしてしまい、麺も茹ですぎて柔らかくなった。味見してみると、味が薄めで食べられないことはないが旨いとは言い難い仕上がりだった。
「こんなもの出したら、レイに笑われるな……」
作り直す気力なんてない。もしも彼女が食べられなかったら俺が全部処理しようと投げやりになっていた。
自室へ戻って出来上がった料理をテーブルに並べるが、彼女のために用意したスパゲッティはすぐに手をつけられることはなかった。