サルビアの育てかた
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いつまでもだらけているなど俺らしくない。沈みきった気持ちを昇らせるために、俺は数カ月振りにダンススタジオへ赴くことにした。
こんなにも長期間仕事を休むなんて、今までに一度もなかった。妙な緊張感が全身を重くする。
だが、そんな心配は無用だったようだ。
スタジオへ入り、イントラ仲間たちが俺の姿を見るなり明るい笑顔で出迎えてくれた。
「よう、ヒルス。久しぶりだな!」
「戻ってきてくれて嬉しいよ。復活したのか?」
仲間たちからの歓迎を受け、固くなっていた緊張の糸が解けていく。
「みんなには心配かけたな。もう大丈夫だ」
「そう言うわりに、ずいぶんガリガリになったな?」
「筋肉も結構落ちたんじゃないか」
「まあな。これからよく食べて、体型も元に戻してみせるよ」
「あんま無理するなよ」
仲間たちにも心配されるほど、俺は痩せてしまったのか。確かに以前ほど力が出ないし、割れた腹筋や腕の筋肉も落ちてしまった。
こんな自分の変わりように改めてショックを受けながらも、今日からまた頑張らなければと自分に言い聞かせる。